20/08/06 09:04:34 CAP_USER.net
▲ペ・ヒョンジン議員／聯合ニュース
元ニュースキャスターで野党・未来統合党所属のペ・ヒョンジン国会議員は5日、「日本による歴史歪曲（わいきょく）を防ぎたい」として、国際連合教育科学文化機関（ユネスコ）の世界遺産に関する国際解釈説明センターを設立するための「世界遺産保存管理特別法」改正案を提案したことを明らかにした。
センターはユネスコ世界遺産に関する研究を通じ、国際舞台で韓国に関連する世界遺産問題での対応能力を強化する役割を果たす見込みだ。韓国政府は昨年11月、ユネスコに提案し、センターの設立に向けた承認を受けており、現在は文化財庁が推進団を通じ、設立手続きを進めている。ペ議員は「法的に確実に下支えする」ために法案を発議した格好だ。
ペ議員は「世界遺産に対する日本の影響力拡大で、代表的な歴史歪曲事例である軍艦島が外交力と経済力の論理で世界遺産に登録されてしまった。ユネスコ世界遺産解釈国際センターの韓国での設立は外交力の不足を補い、歴史歪曲を防止するための基準と原則を確立するものだ」と説明した。
ペ議員の改正案は「文化財庁の傘下にユネスコ世界遺産国際解釈説明センターを設立する」と明記。センターが世界遺産の解釈および説明に関する研究や対処能力強化のためのプログラムを開発、運営すると定めている。また、センターが情報体系と技術基盤を構築できるとの点も盛り込んでいる。
改正案はこのほか、政府が予算の範囲内でセンター運営に必要な経費を支援することも定めている。
改正案が成立した場合、文化財庁は設立委員を委嘱して事務処理を行うことになり、今後センターの定款作成や法人設立登記、理事長選任などの手続きが進むことになりそうだ。
ペ議員は「ユネスコ世界遺産に登録された文化遺産は世界人がその国の歴史を学ぶ基準だ」とし、「今後設立されるユネスコ世界遺産センターと共に再び歴史の真実を無視した事例が世界文化遺産に登録されないように国会レベルの努力を尽くす」と語った。
宣政敏（ソン・ジョンミン）記者
チョソン・ドットコム／朝鮮日報日本語版
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