20/02/23 09:36:36 CAP_USER.net
中国で感染が広がる新型コロナウイルスをめぐって、中国の研究機関がウイルスの遺伝情報を解析した結果、
感染源は湖北省武漢にある海鮮市場ではないとしたうえで、先月初めのウイルスの拡散時期に幅広く注意喚起が行われていれば、
世界的なウイルスのまん延は抑えられた可能性があると指摘しています。
これは、中国・雲南省にある政府系の研究機関、「中国科学院シーサンパンナ熱帯植物園」が、
中国の大学などとの共同研究の結果としてホームページ上で公表したものです。
それによりますと、この研究機関などが12の国に拡散した93の新型コロナウイルスの遺伝情報について解析したところ、
当初、感染源であるとされた湖北省武漢の海鮮市場で見つかったウイルスはほかの場所から入ってきたもので、
それが市場の外に急速に拡散していったことが分かったということです。
さらに、患者の発病時期などから類推しても、海鮮市場がウイルスの発生源ではないと証明づけられるとしています。
また、研究では、これまでに、去年12月8日と先月6日の2度にわたってウイルスが幅広く拡散した時期があったということです。
このうち、12月8日の拡散時期から判断すると、ウイルスは12月初めか、早ければ11月下旬には、
すでにヒトからヒトへの感染が始まっていた可能性があると指摘しています。
また、先月6日の拡散時期に幅広く注意喚起が行われていれば、先月中旬以降の世界的なウイルスのまん延は抑えられた可能性があると指摘しています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)