20/02/20 18:03:23 CAP_USER.net
マスクなど支援物資を積んだ貨物機に乗って赴任
3カ月にわたり空席状態だった駐武漢総領事にカン・スンソク（61）元駐大連出張所長が任命された。カン総領事は19日夜、韓国政府が中国武漢地域に救護物品を支援するため準備した特別貨物機に乗って現地に赴任した。公館長が貨物機で赴任するのは極めて異例だ。
駐武漢総領事はキム・ヨングン元総領事が不適切な発言で昨年11月に退いてから3カ月にわたり空席だった。新任のカン総領事は昨年末に定年を迎え引退していた。しかし政府が駐武漢総領事候補を急いで探している中で、再び公職に復帰することになった。カン総領事は成均館大学中語中文学科を卒業し、1988年に領事業務職員として外交部（省に相当）に入った。青島・香港・瀋陽・大連などで勤務した。外交部は人事の背景について「最も適合した方が行くことになった」と説明した。しかし現職外交官の中で武漢赴任を希望する人が一人もいなかったことで行われた決定ではないかともささやかれている。
一方でこの日投入された臨時の貨物機は韓国の地方自治体、企業、民間団体が中国武漢地域に支援する救護物品を送るために準備された。中国留学総校友会、中国武漢大総同門会、忠清北道、鉄鋼大手ポスコ、ソンジュ財団など複数の団体が準備した支援物資にはマスク、医療用手袋、噴霧型消毒器などが含まれていた。外交部の当局者は「救護物品の国内における需給状況を十分に考慮している」「マスク不足はおそらく（国内の）流通過程における買い占めや売り惜しみが原因だろう」とコメントした。
韓国政府は今後、中国との協議を経て重慶市、上海市、安徽省、浙江省、江蘇省など中国で感染者が多い地域に総額500万ドル（約5億6000万円）相当の救護物品を支援する予定だ。
金真明（キム・ジンミョン）記者
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朝鮮日報／朝鮮日報日本語版 2020/02/20 14:59