19/10/29 19:17:18 CAP_USER.net
略)「日韓、展望なき対話継続」日経新聞
安倍首相は元徴用工訴訟で日本企業に賠償を求めた韓国大法院判決を巡り「国際法に明確に違反している」と是正を求めた。李首相は日韓請求権協定を守っていると主張した。日韓両政府は対話を継続するが、関係改善は見通せていない。
URLリンク(www.nikkei.com)
略)
李氏が示した文在寅大統領の親書は「日本は北東アジアの平和のために協力する重要なパートナーだ」とし「懸案が早期に解決されるよう努力しよう」と呼び掛けているというが、当事者意識がある内容とは思えない。
URLリンク(www.fukuishimbun.co.jp)
福井新聞の社説ですら、この手厳しい評価ですからね。しかし、韓国側では全く違う期待を寄せていました。
■「親書は韓国の誠意」という『とてつもない』意識の差
韓国側の報道では、日本は不買運動で経済が大打撃を受けていることになっており、さらに当ブログで取り上げたとおり、「二階発言などからアメリカが仲裁に出てきた」と分析していました。
だから李首相が即位の礼に出席し、さらに安倍首相に親書を渡せば、日本はそれをきっかけにして、韓国の協議に応じると見ていたのです。
「「安倍政権が変わることを」…韓国政府が“制限的な期待感”」2019/10/21
韓国政府の最高幹部の一人であるイ首相が“天皇即位の礼”に参席すること自体、また 文在寅大統領の親書まで持参するということ自体が、我々としては対話の意志をみせていることであるというのが青瓦台の認識である。
URLリンク(www.wowkorea.jp)
「アメリカが出てきた。良かった、よかった」というわけで、韓国では李首相の訪日と親書があれば、問題解決されるという報道が山のように溢れていました。
この意識の差は、本当にここしばらくマリアナ海溝より深く感じます。
そして蓋を開けてみれば、結局ほとんど何も進展せず。韓国紙の日本語版ではなかなか記事になっていませんが、その衝撃度は凄いものがあります。
■「安倍首相は無礼である」
一例を出しましょう。以下のサイトは韓国の報道局SBSの公式サイトです。実際に報道されたニュースの、文字起こし記事ですね。
[アンカー]
韓日首脳会談で、李洛淵首相と安倍首相は「疎通」に共感しました。もちろん疎通の必要性に対して両国が感じる温度は冷たくはありますが、 今日(25日) 日本報道を通じて知られた安倍首相の言動は、一方疎通を越えて、無礼でした。
(中略)
[記者]
チョ・セヨン外交部次官は、今日のラジオでのインタビューで 「解決案のようなものが用意されなければ、首脳会談は容易でない、という立場を日本は持っている」と明らかにしました。次官は 「日本はすぐ首脳会談ができる思っていない」と言いました。
総合して見れば、安倍首相は私たちの方から徴用問題の解決なしには、問題解決の意志がないということを再び確認したように見えます」。
URLリンク(cnbc.sbs.co.kr)
無礼って言っちゃった。
李首相がわざわざ日本に行って、文大統領の親書まで渡したのに、今までの態度と全く変えなかった。なんという無礼な態度だ、というわけですね。
他の様々な報道を見ても、親書で何も状況が変わらないということが、本当に衝撃だったんだなと感じます。
GSOMIAの失効する期限が、11月23日に迫っています。アメリカからの圧力がこれから本格的になるにつれ、韓国も切羽詰まってくるでしょう。日本の冷静な対応が求められます。
ですが、共同通信が、スクープ記事を流しています。これどこまで本当なのでしょうね。
「日韓、「徴用工合意」へ検討着手」2019/10/28
日韓両政府が元徴用工問題を巡り、事態収拾に向けた合意案の検討に着手したことが28日、分かった。(略
URLリンク(this.kiji.is)
こんな基金を作ったとしても、文政権の次の政権で、「真正性がない」とかなんとか理由をつけて、なかったことになるのは目に見えているのですが、本気でしょうか。「経済協力名目では謝罪していない」って言って、「慰安婦合意」と全く同じ展開になりますよ。
今は焦って動くことは無い状況だと思います。今後100年先を考えて、正しい選択をして欲しいですね。
URLリンク(blogos.com)
BLOGOS tenten992019年10月29日 12:03