19/09/15 03:46:47.35 MMWRuVKB.net
>>295
次に引き受けてくれる銀行が見つかるまでは、輸出入がほぼほぼ壊滅状態になります。
輸出については、騙し取られるリスクを輸出企業が負うのなら何とかなりますが
為替変動のリスクを大きく取られるので、利益が圧縮されます。
輸入については、為替部分については輸出と同様ですが、格上の国からは「先払い」が
求められますので、キャッシュフローが小さな中小企業は自転車操業に近い資金繰りに陥ります。
例えば、黒字でも資金繰りのショートによる倒産とか。
その結果、大企業(主に財閥系)との商流にも支障を来しますので、輸出依存度の高い大企業にも
大きなダメージが出ます。
輸出依存度の高い経済構造を持つ国にとって、自国銀行の信用度が著しく低いことが致命的な
問題なのですが、これを解決するには中銀(韓銀)・国策銀行・大手から中堅銀行まで
エビデンスを伴った財務状況の完全開示が必須であり、一般の民間銀行に至っては国際基準を満たす
自己資本比率の確保も必要なことから、最短でも景気が良い状況下で10年近い時間が必要だと思います。
そんな状態を何年も耐えられる国ではありませんよね?
従って「どこまで落ちますかね? 」の問いに対する答えは、新たな引き受け先を確保出来なければ
最悪(これを期待してますが)、国家破綻まで落ちる可能性が捨てきれません。
そこで逆に、信用状等に依存せずに貿易をする方法があります。
それが商社であり、日本の商社が韓国経済を発展させる原動力だったのです。
ところが単純な製品を扱っている間は良かったのですが、高度な技術が必要な製品を扱う様になると
品質や納期のトラブルが頻発しました。
私個人がよく覚えている事案では、双日による現代ロテムの鉄道車両をアメリカに輸出したことです。
納期遅れと品質でトラブルが発覚し、これ以降は双日は手を引いたに等しい状況になりました。
この前後には、現代ロテムが直接、格下の国を相手に鉄道車両の契約を取りましたが、ほぼ全ての
案件でトラブルを出しています。
これらに限らず、身の丈以上のビジネス(ハッキリ言えば詐欺w)を展開したことで、日本の商社が
ビジネスを縮小し始め、昨今の状況を鑑み、各商社が撤退や規模縮小をするに至っています。