19/08/20 12:32:57.43 CAP_USER.net
日本のイチゴやブドウなど、果物の種苗の流出防止が喫緊の課題となっている。日本の高級果物は海外でも人気が高いため、韓国や中国などに持ち出され、現地で栽培されて東南アジアで販売されるケースが後を絶たない。
「おいしーい、このイチゴ! 甘―い!」
2018年に韓国・平昌で開かれた冬季オリンピックで、日本の女子カーリングチームの選手が「韓国産イチゴ」を休憩中に食べ、こう感想を漏らしたのを覚えている読者も多いだろう。
このイチゴ、ルーツは日本産で、栃木県産の「とちおとめ」などが韓国で交配された品種だったとみられている。当時の斎藤健農林水産大臣も「以前に日本から流出した品種を基に韓国で交配されたものが主だ」と発言した。
この問題をめぐって、日本のメディアはこぞって「国内品種の海外流出」と国民感情を煽るような仕方で報じた。
今年1月にも、韓国在住の日本人ユーチューバーが日本品種のイチゴを交配して作られた「韓国産の巨大イチゴ」を紹介したところ、「日本向けにやってるならこの動画見て不快な思いする日本人がどれだけいるか考えてほしい」「いくらなんでも日韓の情勢に疎すぎる」と批判が殺到、動画が削除される事態に発展している。
日韓の間で、イチゴがナショナリズムの対立の象徴として機能する流れは今後も続きそうだ。
ではそもそも、韓国への「イチゴの流出」はいつごろから始まっていたのか。
農水省の資料によると、1