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2019年7月18日、新京報は、アニメ制作会社の京都アニメーションが放火による火災に見舞われた事件について、「アニメ界に与える損失は非常に大きい」とする評論家の袁蕾(ユエン・レイ)氏のコラムを掲載した。
18日午前に、京都市内にある同社の第1スタジオから出火して3階建ての建物が全焼、数十人の死傷者が出た。袁氏は「中国国内のニュースでは、単に日本のアニメスタジオから火が出たと報じている。一般の人は『京アニ』が普通のアニメ会社だと思っているようだが、その道に詳しい人であれば、『京アニ』がまさにアニメ業界の光であることは知っている」とし、1981年創設の同社の足跡を振り返った。
袁氏は、中国のアニメファンが最初に京アニの作品に触れたのは「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」「CLANNAD」の3作品だったと紹介。「涼宮ハルヒの憂鬱」は2006年に日本でDVDおよびブルーレイ版販売数が約8万部を記録し、「社会現象を起こした神作品」を称される大ヒット作になったとしたほか、「CLANND」は中国での人気が非常に高く「この作品に二次元にハマった中国人も多い」とした。
さらにその後も「けいおん!」のほか、中国で「中二病」がネットスラングとして定着するきっかけとなった「中二病でも恋がしたい!」や、「Free!」「響け!ユーフォニアム」などの優れた作品を数多く世に送り出し、「日本アニメ界における第一線の地位を得るとともに、中国でもアニメファンの間で『京アニの作品ならハズレはない』と認識されるようになった」と紹介している。
袁氏は最後に「火災に巻き込まれた多くの京アニスタッフは、作画を守ろうとしたという。作品原稿はアニメーターが注いだ心血の結晶。生命の危険を冒してまで原稿を守ろうとした行動には、涙を禁じ得ない。京アニがつらい状況を乗り越え、これからも優れた作品を創作し続けてくれることを願う」とつづった。
Record china
2019年7月19日(金) 13時30分
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