19/06/06 22:01:36.19 tKpn2iil.net
さてさて、昨日はミステリの叙述トリックについて少しばかり書いたのだが、
俺が得意だったのは叙述トリックの王道『ダブルミーニング』だった。
例として挙げると、『みるみるうちに敷設されたアスファルトが濡れ、黒く色が変わっていった』という文があったとする。
あぁ、雨が降ってるんだなと思った人は素直な人だw
隣のおばさんが打ち水してるんだな、とか考えた人は捻くれてると思うw
実を言えば、雪が降ってきていたのだというパターンもあるな。
一つの文に複数の意味を持たせるとでも言えばいいのだろうか?
今挙げた一例は極めてオーソドックス、というかシンプルなもので、このままダブルミーニングが主要なトリックとして扱われることは現在の本格ミステリではまずない。