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ソウル大学をはじめとする全国52の大学に所属する100人以上の大学教授らが、自らの論文160本に高校生の息子や娘を共著者として名前を掲載していた。親戚や知人の子たちを含めると、73大学549本だ。その結果、高校生たちは大学入試の際に論文の業績が有利に作用した可能性が出てきた。海外での「ニセ学会」への出張も摘発された。海外の有名観光地開催と偽るニセ学会は、金さえ払えば論文を掲載し、発表の機会も与えられるという。これらは学会参加費で商売をしている業者によるもので、中には学会がわずか3-4時間で終了するケースもあるという。この種のニセ学会にはここ5年で473人の教授が税金の支援を受けながら延べ650回以上参加していたという。彼らは学会参加後は何か権威のある海外の学術誌に論文が掲載されたかのように宣伝する。これでは知識人ではなくただの恥知らずだ。これだけではない。研究費の私的流用や論文の盗用なども相変わらずだ。盗用が摘発されてもこれを公表しない大学も多いという。研究結果の捏造(ねつぞう)程度は公然の秘密だ。加湿器殺菌剤事件なども氷山の一角にすぎないようだ。
大学教授は韓国社会における知識人の代表だ。その名誉は社会のいかなる集団に比べても高く、報酬も十分に与えられている。国全体の知的レベルを一層高めるよう求める社会からの期待も大きい。だからこそ大学教授の多くは学問に対する情熱を持って最善を尽くしているだろう。しかしたとえ一部とはいえ、知識人としての基本的な倫理や道徳を捨て去った人間は今も存在している。もし一人でもこのような人間がいれば、この学問の世界から追放する方策を考えるべき時ではないか。
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朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2019/05/14 10:01