19/01/05 17:48:42.12 CAP_USER.net
韓国駆逐艦レーダー照射問題で韓国国防省が4日、日本側の主張に反論する動画を公開したことについて自衛隊元幹部からは「論点のすり替え」「韓国は墓穴を掘った」などと指摘する声が上がった。
【香田洋二元海将の話】
韓国側が公開した映像はへ理屈に満ちていて、説得力のある材料は何一つなかった。
映像は、韓国側の人道的な活動を海上自衛隊のP1哨戒機が妨害したという趣旨の主張を繰り返しているが、これは論点のすり替えだ。韓国側は火器管制レーダーの照射などを一切否定しているが、それを証明する客観的な証拠は何も示していない。
韓国側は、P1の低空飛行や通信環境が微弱だったことなどを主張している。これも後付けのへ理屈だという印象が強い。そもそも、もし本当にそのような危険な状態なら、駆逐艦からP1に対し「飛行の意図」を確認する呼びかけがあってしかるべきだ。軍隊としての基本動作がまったくできていないことを、韓国は自ら吐露している。
映像は客観性を著しく欠いていて、公開の目的が判然としない。ゲスの勘ぐりかもしれないが、最近の慰安婦問題やいわゆる徴用工問題なども相まって、日本の悪い印象を世界に発信したかっただけではないか。ともあれ、私のような軍事関係者にとって目を見張る情報は何もなかった。
【織田邦男元空将の話】
韓国側の反論映像を見たが、まったくつまらない代物だった。
まず韓国側の映像で海自P1が米粒のように映っているが、私の経験上、高度は1000~2000フィートの間だろう。航空法では艦艇と500フィートの距離を保っていれば、何の問題もない。韓国側は防衛省が公開した資料も使い、駆逐艦とP1の距離の近さを強調しているが、これも1000フィートは離れている。脅威でもなんでもない。
韓国は駆逐艦の直上をP1が低空飛行したと主張しているが、これもあり得ない。P1は写真や映像を撮るために、駆逐艦の周囲を旋回飛行していた。直上を通過するような飛行では写真や映像は撮れない。
韓国側の映像は、P1が国際法にのっとり、極めて常識的な哨戒任務に当たっていたことを裏付けている。これは諸外国の軍事関係者にも容易にわかるはずだ。韓国側はむしろ墓穴を掘った。韓国がこれ以上の強弁を重ねるのなら、照射されたFC(火器管制)レーダーの周波数の公開も検討すべきだ。“秘”を明かされて困るのは韓国側だ。
2019.1.4
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