18/11/17 08:10:49.51 n2ekRMHw.net
久しぶりに革靴の話。
今回は靴の修理について。
25000円くらいから上の値段の革靴はたいてい修理できるように作られている。製法によってもちろん例外もあるけれど。
しかしまぁ、いくら修理前提とは言っても履き潰されてしまえばどうにもならないことも多々あるわけで、そうすれば業界人間としても新品を買ってくれとなるわけでw
じゃぁ、いつが修理の時期なのか?一応の目安を書いてみようと思う。
あ、忘れてたけど靴の修理というのは大概、底材の交換ということね。もちろん裏革の補修みたいなこともあるけど、それはへたれて来たらとしか答えようがないし。
革靴の製法は大きく分けて三つ。
中底と本底を縫い付けるマッケイ製法。靴のアッパーにウェルトという革を巻付けるように縫い付け、ウェルトと本底を縫い付けるグットイヤー製法。縫い付けない接着製法だね。
マッケイとグットに関しては、ヒール接地面、これを化粧と言うけど、化粧が擦り減ってヒールの土台になってる積み革が現れる寸前。これが化粧交換に一番いい時期だと思う。
土台の積み革が出てしまっても修理できるけど、ヒール部を全て取り替えになるかな。費用も余計にかかるしね。