18/11/13 09:10:41.27 CAP_USER.net
（写真）
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『原子爆弾Ｔシャツ』の煽りを受け、防弾少年団（BTS）の日本のテレビ番組出演が全て無くなった。慰安婦問題、旭日旗掲揚問題、強制徴用賠償判決に引き続き、Ｔシャツ一枚にで両国関係が再び暗雲に巻き込まれている。終わりが見えない長いトンネルの中にいる。
防弾少年団のジミンが着たＴシャツは、昨年ワールドツアーでも着た服である。現在、日本の右翼の『反韓・嫌韓』を煽り立てるアイテムに利用されている。番組出演を取り消すほど深刻なのかと疑問に思う。
今回の事態で外信は、今まで歴史教科書の歪曲によって知らなかった日本の若者たちが、過去の日本の韓国殖民支配に対する真実を知る事になったと報道した。
両国関係が誰の過ちなのは後回しの問題で、まずは感情が先行する。その結果、常に論理や現象よりも過去の積み重なった歴史的怨恨が全ての事を圧倒してしまう。今もなお現在進行形である。
540年前、朝鮮の申叔舟（シン・スクジュ）は成宗（ソンジョン）に日本と仲良くする事を遺言に残した。申叔舟は16回ほど日本や明などを行き交い、外交と戦争の任務を遂行した。外交の要諦は外見を飾るのではなく、内修にあると語った。
どの国も隣国の存在は重要である。自らを映して見る鏡であるからである。
認めたくはないが、日本は強大国である。我々は超えなければならないが、超えるのは容易ではない国だ。上手くやらなければいけないが、本当に大変な国でもある。さらに日帝強占期という恥辱の歴史を持つ我々としては、日本に対して敵意と蔑視を持つしかない。
日本に対する評価と診断は満ち溢れている。最近、日本に出張に行って認めるのは嫌だが、日本との格差が付いて行きにくい状況になっているのを感じる。
これに加えて日本国籍のノーベル賞受賞者が24人もいて、国内総生産規模（4兆9千億ドル）は我々とドイツを合わせた規模と同じである。我々よりもはるかに強大国である。
国家の繁栄を判断する基準の一つが『社会的活力』である。東京の中心街は日本内国人の数が途方もない。地方も同じである。昨年日本を訪問した観光客は約2千869万人で、我々の2倍以上である。
美術館や博物館の特別展示会に行くと、高い入場料にもかかわらず言葉通り人山人海（黒山の人だかり）である。 『真珠の耳飾りの少女』で有名なフェルメール特別展が上野の森美術館で開かれていた。全世界に35点しかないというこの画家の展示会で、入場料が2万7千ウォンであっても観覧客の大部分が高齢者である。高齢者が無料で電車に乗って温陽温泉（忠南 牙山市にある温泉）まで行くのが先進国ではなく、まともな美術館に行って博物館にも行く事ができる国が先進国である。
羨ましいという気持ちでホテルに戻り、テレビをつけるとJR（日本の鉄道）会長のインタビューが出ていた。末端職員から始まり、会長まで上がった人である。
数多くの地震にもかかわらず、50年以上事故が起きない新幹線の秘訣を、「安全は守るのではなく作るもの」と言ったのが印象的である。落下傘で下りてきて、まるでその業務の達人かのようにふりする我々の公企業の社長とは次元が違う。
日本に行く度に感じる事は、安定性と予測可能性である。長所であり短所になる事もあるかもしれないが、そこに社会的信頼の雰囲気が形成される。
近代史で我々に劣らず被害を受けた中国の習近平が、6年ぶりに安倍を公式招待してもてなし、経済協力を強化する姿を見て、国際政治は理念も恨みもないように見える。徹底的に自国の実利だけが全てだ。
韓日両国はその根底に敷かれている文化と価値観が大幅に異なり、冷静な診断と理性的対処が要求される。今はお互いの感情が激化して解決が遥かに遠いように見える。逆説的にお互いの短所を補ってくれる国が隣にあるという事は幸運である場合もある。
倭寇、壬辰倭乱、日帝強占期などの歴史から見るように、申叔舟の言葉通りにしていたらと考えてみる。最近の我々の状況を申叔舟に質問すれば、「日本を知り、中国を制御して、アメリカからは利得を得よ」と言わないだろうか。
李麟載（イ・インジェ）元坡州（パジュ）市長
ソース：中部日報（韓国語）
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