18/10/23 19:17:44.70 5bm+l8MX.net
中国共産党の詭弁によると、元の時代、チベットは元の支配下におかれ、中国の「民族ファミリー」の一員になったという。
韓国は当時高麗だったが、元の支配下におかれていた。元寇として日本に攻め込んだ元の兵士の大部分は、高麗の兵士だった。元の時代のチベットと高麗(韓国)の立場は、まったくといっていいほど同じだった。
中共のレトリックを使えば、韓国も中国の「民族ファミリー」の一員だったことになる。
元は漢民族国家である明によって滅ぼされたが(厳密にいえば北方へ後退したが)、この時期のチベットは明の支配下になく、独立を維持した。
ところが朝鮮半島においては明の時代も属国だった。元の時代の末期、新興の明を攻撃するため、高麗王が李成桂将軍に元への援軍を率いさせたが、明に内通していた李成桂は高麗王を裏切り、王をだまし討ちし、高麗を滅ぼした。
そして新たに建国したのが李氏朝鮮だった。李氏朝鮮は松永弾正が王様になったような国だった。そしてはじめから明の属国だった。チベットは明の時代、中国政権の属国ではなかったが、朝鮮は引き続き中国の「民族ファミリー」だった。
明は女真族により滅ぼされ、新たに清が建国される。清はチベットをその統治下におさめた。この時期の朝鮮は、もっとも無惨なかたちで清の属国だった。1637年、丙子胡乱という戦いに朝鮮は敗れ、王子を二人、人質として清に差し出しますとか、
外交権を放棄しますとか、貨幣は作りませんとか、美女3000人・黄金100両・白銀1000両・牛3000頭・馬3000頭など20項目余りの物品を毎年献上しますということで、
ようやく属国として存続することを許されていた。(三田渡の盟約)
清の時代、李氏朝鮮はやはり中国の「民族ファミリー」の一員だったことになる。いや、ファミリー以下の状態だった。しかし中国共産党の論理は、まったくおかしい。
元とは、朝青龍の祖先(モンゴル人)が、チベットや高麗のみならず、漢民族が居住する長江流域も植民地化した国家だった。