18/08/16 17:47:00.65 YIC4t/Oz.net
ロケット燃料としての性能は噴射速度が高いほど、言い換えると燃焼温度が高く燃焼ガスの分子量が軽いほど、
最終飛翔体と燃料の重量比がよくなる。したがって、理想的には液体水素と液体酸素の組み合わせがロケット燃料には最適である。
しかしながら、液体水素は密度が低いためタンクが巨大になり、また液体酸素との沸点の違いからタンクの断熱構造が複雑になるなどの課題がある。
すなわち、実際には燃料タンクなどロケットの構造材の重量も含めて考慮されるべきで、
サイズが巨大になる多段式ロケットの1段目には、構造材の装置が簡単になり軽量化が図れるケロシンが燃料として採用されることが多い。