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中国の「債務の罠」の具体的な手口を明らかにすることにもなった。
「総額550億リンギット(約1兆5000億円)の事業費は、
融資する中国輸出入銀行から、受注した中国交通建設に直接支払われ、
マレーシア側は一度も引き出していない。支払いは出来高でなく計画ベース。
利息も含むと、中国への債務は920億リンギット(事業費の約1.7倍)に」
(産経ニュース、2018.5.28 23:54更新 、最後のカッコは筆者注記)
マレーシアが中国輸出入銀行から融資を受けた事業費は、
マレーシア側には一切支払われず、工事を受注した中国国営企業の懐に直接入る仕組みである。
さらに、支払いが計画ベースであることは、水増し請求や手抜き工事など、
受注した中国国営企業が不当な利益を貪ることができる不正助長の構造にもなっており、
中国の汚い「債務の罠」外交の実態が透けて見えるのである。
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