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大内氏
毛利氏が長州を管轄する前は、大内氏が治めていた。大内氏の本姓は多々良
（タタラ）氏であり、百済の聖王（聖明王）の第 3 王子の後裔と称していた。
周防国府の在庁官人から守護大名を経て戦国大名となり、周防・長門、石見、
豊前、筑前各国の守護職に補任され、最盛期には中国地方と北九州の 6 か国を
実効支配した。
建武の親政に於いて、大内氏は周防守護職に任じられ、親政後は北朝側につ
いて足利尊氏を支援したものの、一時的に南朝に帰順したりして、最終的には
北朝系の室町幕府に仕えた。
しかし、“百済王の子孫”を自負していた大内氏は、李氏朝鮮と独自の貿易を
行って“日本国王使”に次ぐ“巨酋使（きょしゅうし）”と見なされ、また大陸
の明との交易を独占して繁栄した。これが現在の山口県の独特の文化に繋がる
のだが、幕府から危険視され、安芸の最大勢力であった毛利元就も反旗を翻し、
最終的には毛利氏によって征伐された。
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周防大内氏
本姓は多々良氏。姓（カバネ）ははじめ宿禰のちに朝臣を名乗った[5]。
百済の聖王（聖明王）の第3王子の後裔と称していた。
周防国府の介を世襲した在庁官人から守護大名、そして戦国大名へと成長し、周防・長門、石見、豊前、筑前各国の守護職に補任されたほか、最盛期の大内義隆の代には山陽・山陰と北九州の6か国を実効支配した。家紋は「大内菱」。
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