17/10/25 08:00:51.33 CAP_USER.net
(>>1の続き)
日本が独断で定めたのではない「日本海」
つまり、東海は朝鮮半島の東海岸の沿海で、日本海の一部だったということである。それに日本海という呼称は、『寰瀛水路誌』などが基とした海外の水路誌や海図を踏襲したもので、日本が独断で定めたものではない。その日本海の一部だった東海が、日本海に拡大解釈されたのは戦後である。
1952年2月2日付の『京郷新聞』の社説は「奴等が東海を日本海と呼び、独島(竹島の韓国側呼称)を竹島と言うのと同じように、無理な抗議や反駁(はんばく)に対して耳を貸す必要がない」として、東海を完全に日本海に重ねている。
この社説は、この年の1月18日、韓国政府が「李承晩ライン」を宣言し、竹島をその中に含めたことを日本側が抗議したのに対する論評である。
竹島を侵奪した韓国側ではその後、竹島問題を歴史問題として、竹島を「日本の朝鮮侵略の最初の犠牲物」などと歴史を捏造していくのである。
「遺憾の意」だけでは歴史問題に立ち向かえぬ
「東海=日本海」とされたのは、戦後である。しかし、日本政府がこの事実を明らかにすることなく「日本海は世界が認める名称」としたところで、韓国側は認めない。
隣国との歴史問題に立ち向かうには、「遺憾の意」を表し、「現状の変更を認めない」とするだけではその誤りに気付かない。日本政府の対応は国際法に偏重する傾向があるが、韓国側では歴史問題としている。ならば、歴史問題として対処すれば済むのである。
韓国政府は、公開した広報ビデオ(「過去・現在・未来の名前、東海」)の中で、大きな誤りを犯している。韓国を「東国」とする理由について、「大陸の東側にあるため」とするが、朝鮮半島が東国と称したのは、中国の東海を基準に、その東側に位置するからである。
朝鮮時代に編纂された『海東諸国記』の「海東諸国」とは、東海の東に位置する日本と琉球のことである。この事実は、「東海には、日本海の一部とされた東海の外に、もう一つの東海があった」ということである。
その実例は、朝鮮王朝の建国を叙事詩として記録した『龍飛御天歌』で確認できる。そこでは、東海を渤海湾のこととしているからだ。韓国政府が「2千年前から使われていたとする東海」も、実は中国を基準とした東海(黄海)としなければならない-ということである。
米州議会の東海併記法、根拠は虚偽の歴史
韓国側では、高句麗の建国の由来を記した『三国史記』の「高句麗史本紀」に「東海之濱」とあることを根拠に、この東海を「日本海」と解釈し、2千年前から日本海を東海と呼称してきた証拠とした。
だが、高句麗が建国した際、日本海と高句麗の間には「沃沮(よくそ)」という部族が勢力を張っており、高句麗は日本海には面していなかった。その後、高句麗は朝鮮半島の西海岸に沿って南下するが、2千年前に接していた「東海」は中国を基準とした東海で、日本海ではなかった。
2014年2月、米国バージニア州議会では、公立学校の教科書に「日本海」と表記する際は、「東海」を併記するよう求めた「東海併記法」が成立した。その時、東海併記法案を議会に提出した議員らの根拠は「東海は2千年前から使われていた呼称」とする、韓国が戦後捏造した虚偽の歴史であった。
URLリンク(www.sankei.com)
日本海と東海を併記する誤った表記は国内でも散見できる。今年9月には島根県ウェブサイトの韓国人向けページにハングルで「日本海(東海)」と併記された地図が掲載されていたことが明らかに。県は当該箇所を削除し、古い情報の確認や更新を徹底した
(おわり)