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中国から搾取され続けた朝鮮半島
明確な“脱中華”を古代から標榜(ひょうぼう)し続けてきた日本に対し、中華帝国皇帝への朝貢の営みに終始し、もっとも忠実に従事したのが朝鮮半島でした。
そこに彼我の大いなる差異があり、これこそが、今に至るも、日韓・日朝・日中間の歴史的・構造的な対立を生む根本要因になっているものと考えられます。
千年以上にわたり、中華王朝に搾取され続け、対中外交の従属と屈辱を運命付けられた朝鮮の悲哀は、皮肉にも、清国を打ち破った日本が下関条約を通じて、
やっと近世に至って朝鮮の独立をもたらす結果となったのが歴史の真実です。
さらに半島では、国内的にも、ヤンパンと呼称された地主エリートによる特権階級が、強固な儒教イデオロギーに基づく階級制度を確立して民衆への圧制を通じて統治を行ったため、
半永久的な貧困が宿命付けられたものといわれてきました。併せて、戦後日本の歴史教科書と左派マスコミが、こうした史実に目を背け、ひたすら自虐的に
、わが国を辱めてきたことも、極東近隣国との普通の付き合いを妨げてきたのも困った事実でしょう。
強きにもみ手、おとなしきに居丈高
こうした経緯に加えて、朝鮮戦争後も半島における反日運動の根は深く、北朝鮮の共産主義者の暗躍はもちろんのこと、米国による押し付け民主主義を良しとしない韓国と日本の左翼勢力が裏で結託して、
欺瞞(ぎまん)に満ちた歴史を捏造してきたわけです。彼らには事大主義というパワーを恐れる傾向があり、米露中欧には、もみ手・へっぴり腰でこびへつらう一方で、
態度物腰も控えめ過ぎる日本人に対しては殊更、居丈高になります。
中国にすり寄って反日外交を続け、日韓首脳会談を拒否し続けている韓国だ。 安倍首相は前出のBS番組で「(朴大統領とは、APECの)マルチ(多国間)の場を通じ、自然な形でお目にかかれればいいと思って
いる」と語ったが、日本政府としては、韓国側が頭を冷やすまで「放っておく」(高官)姿勢なのだ。