17/10/07 03:37:02.76 CAP_USER.net
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しかし、「中国の場合はとても大変です。動画は数十分もしないうちに(検閲され)削除されてしまうし、愛国者を自称するユーザには『デマを拡散するな』と罵声を浴びせられます」と地蛋さんは述べる。
中国のネットには、「五毛党」と呼ばれる共産党が雇用する言論統制・世論煽動のためのアルバイトがいるとされる。書き込み手数料が一回につき5毛(0.5元)の小銭であることが、工作員の名称の由来だ。地蛋さんは、彼らが拡散動画を通報し、削除に動いているとみている。
助言をしても罵声が返ってくる…モラルの低さ
地蛋さんは、現代中国人のモラルや法意識の低さにも警鐘を鳴らす。「他人の忠告に耳を傾けようとしません。あなたの乗っている船は沈みそうです、逃げてください、と言っても、お前は何を言っているんだ、沈むのはそっちだ、と逆に機嫌を悪くして、聞く耳を持ちません」。
こうした現代中国人の精神のゆがみには、中国共産党が「愛国心」「民族主義」を煽りたて、暴力性を引き起こして国内外で闘争を頻発させ、誠実さや希望を奪ってきたことが、一因といわれている。大紀元は社説『共産党についての九つの評論』の第六評:中国共産党による民族文化の破壊で、
中国伝統の精神は儒、仏、道三家の教えにより、天人合一や仁義礼智信、慈悲済度が重んじられてきたが、20世紀はじめに無神論を掲げる共産主義、中国共産党が全土を暴力と拝金主義で国民を支配し、腐敗、反目、暴力性、虚言が横行したことで、伝統的な思想は打ち砕かれていったと解説する。
帰化人として外国人参政権に反対
日本は9月末、衆議院解散とともに選挙期間に入った。日本の政党のなかには、政策として、在日外国人に対して参政権の付与を掲げる政党もある。いっぽう、地蛋さんは、プロフィールに「外国人参政権反対」と主張する、有権者の一人だ。
「あたりまえです。参政権は、日本国民が国に貢献して、国が国民を保護する仕組み。外国人が持つ権利ではありません。例えば、アカの他人が貴方の家の中に入ってきて、リフォームや設計にあれこれ注文をつけても、家族は聞き入れないでしょう?それと同じです」。
「でも在日の中国人の多くは、帰化を選ばず、永住権を選んでいます。彼らには日本への帰属意識はない。日本社会にいるのに、日本を良くしたいという意識もない。『中国に帰ったらいい』と言っても『帰りたくない、日本がいい。でも参政権は欲しい』と言うのです。おかしな話です」。
外国人が参政権をもてば、日本の国益を優先せず、出身国の利益のために、日本の税金を源泉にして活動できる外国人議員の誕生を許可することになる。
日本では、永住権取得には10年以上の滞在、国籍取得には5年以上の滞在と、法務大臣の許可や書類審査を通過しなければならない。日本は二重国籍を認めていないため、中国人が帰化するならば中国籍を放棄することになる。
中国メディアによると、中国人が比較的容易な帰化を選ばないのは、中国で不動産購入ができなくなりビジネスが難しくなることや、日中関係が悪化すれば、反日思想の影響で、日本で疎外感を感じたり、中国人から罵声を受けることになるからだと伝えている。
しかし、地蛋さんはこうしたリスクを踏まえて、日本国籍取得を選択した。「日本に来て、私は初めて人権を手にしました。現代社会で、自由であり、人間らしい生活を送れるということは、人権を手に入れることです。これは中国や北朝鮮では実現できないのです」
「人の自由意志を尊重できる自由主義の法治国家でなければ、本当の人権意識は生まれません」。
人権迫害と自由な生活を虐げられた中国の人々の声を、今日も、地蛋さんは伝え続けている。
(文・佐渡道世)
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