17/08/15 09:41:53.24 CAP_USER.net
韓国の与党から、北朝鮮の核とミサイルを認めるほかないのではないか、という声が上がり始めた。当面の目標は、核と大陸間弾道ミサイル(ICBM)の廃棄ではなく、現在の水準での凍結だという。また、凍結を目標とするこの交渉すら米朝間の問題だという主張も公然となされた。
与党「共に民主党」の李秀赫(イ・スヒョク)議員は14日、北朝鮮の核とICBMの保有について「これこそ不可逆的」だとして、最終的に米・朝間の交渉に向かうだろうと語った。李議員は、与党における代表的な安全保障の専門家の一人。
李議員は、「コリア・パッシング」の懸念について「北朝鮮は(交渉に)韓国を加えないだろう。最終的に、韓国は除かれるほかない」と語った。米国政府内外でも、ルパート・ゲーツ元国防長官、ジェームス・クラッパー元中央情報局(CIA)長官など一部の人々が同様のことを言っている。
「非核化を望みたいが、これ以上カードがない」とまで言う人もいる。国連安保理で採択された新たな制裁決議がまだ施行されもしないうちから、こんな声が出ている。
こうした考えは、文在寅(ムン・ジェイン)大統領をはじめ韓国大統領府および与党中枢が共有している可能性がある。文大統領が口にする「核凍結を交渉の入口にしよう」という主張も、同じ流れに属する。
文正仁(ムン・ジョンイン)大統領特別補佐が「核凍結の条件付きで韓米合同軍事演習を縮小する問題を検討しよう」と語っていたのも、同じ考え方だ。
こうした人々は「まず核を凍結し、後に廃棄する」と言うが、それが不可能だということは本人もよく分かっている。ただ現実から逃れ、回避しようとしているにすぎない。米国の立場からすると、北朝鮮の核よりもICBMの方が重大な問題だ。
米国は、まだ未完成のICBM開発さえ中断されれば、北朝鮮の核は凍結というラインで妥協しようとする可能性がある。韓国政府があんな主張をしたら、雰囲気が偏りかねない。「凍結」という名で北朝鮮の核が認められたら、5000万の韓国国民は永遠に核の人質として生きねばならない。
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