17/08/04 10:27:29.00 +hdVx3LT.net
支持率に一喜一憂するのは端的に言って愚かしい。しかし、現政権にとって支持率の低下は致命傷だ。なぜか。
安倍晋三首相が自らの政治の正当性を、支持率の高さによって根拠づけてきたからだ。
4月。民進議員が森友問題に関し、世論調査では「納得できない」が約8割として首相に説明を促すよう求めると、「内閣支持率は53%。
民進党の支持率もご承知の通り」と薄笑いを浮かべ、拒んだ。
少数意見にログイン前の続き耳を傾ける。幅広い合意を得る。
政治の正当性は、プロセスが正しくあることによって担保され得るのに、どれもこれもかなぐり捨て、「数」を頼みに暴走を繰り返した。
それでも首相が高い支持率を維持できたのは、「フィルター」の効果によるところが大きい。
「私たちは、(略)ファン越しに、というかファン込みで、アイドルを見るのである。
ファンの人垣は、一種のフィルターの役割を果たす。
ファン以外には何の価値もないそのアイドルの一挙手一投足に、少なくとも価値があるであろうことを認識させる効果ぐらいはある」(ナンシー関「何様のつもり」)
有名無名、首相の熱烈なファンは確かにフィルターとして機能し、「強引」「傲慢(ごうまん)」は「実行力」に変換されて拡散、ファンの外側に分厚い「消極的支持層」を育んできた。
ところがその、なんてったってアイドルな構図が崩れた。いつ? 「安倍やめろ!」の横断幕が広げられ、「帰れ」コールが響いた都議選最終日だ。
首相がコールを無視し、人垣の内側にとどまっていれば、往時に比べ衰えたとはいえフィルターが稼働し「一部に抗議の声」で終わったかもしれない。
しかし首相はよりによって「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と、ファン越しに首相を見ていた消極的支持層までをも指さしてしまった。
人垣の外の世界と直につながり、フィルターを自ら無効化しちゃったのだ。俺様何様真っ逆サマー。暑い。
*
はてさて内閣改造である。
人気が下がったのも、店の空気が荒んだのも、「お前のせいだ」と言われている店長主導でスタッフを入れ替え「冷やし中華はじめました」ならぬ「丁寧はじめました」としたくらいで客足は戻るのか。
そんな例、過去にあった?
記憶にございません。
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