◆雑談スレ308◆哀号!俺達の正男、マサオよ永久にat NEWS4PLUS
◆雑談スレ308◆哀号!俺達の正男、マサオよ永久に - 暇つぶし2ch165:ロールヒャッハー ◆9X5FRIMDx6Q/ @\(^o^)/
17/03/16 00:00:17.20 cBu9MKr6.net
>>161
観念的、哲学的には後者。
そういう生き方をする人間も、哲学者と同じくらいには必要だ。
ただ、社会機能として宗教を評価するなら前者。
そもそも宗教って何故あるの?って、それに対する一番素朴な答えからの帰結。
それは、拠り所、自ずとそこにある世界観。
ヒトが拠り所無く生きていくのは、途轍もない「不安」を覚悟しないといけない。
「神は死んだ!!」
ニーチェの叫びが、何故人々を、ここまで絶望に陥れたんだと思う?
ヨーロッパに於いて、キリスト教的神と言えば、社会システムの形而上的基礎そのもの。
ニュートンから始まり、ライプニッツ、カント等を経てマッハに至り洗練化された、神無き歯車仕掛けの世界、機械論的世界観。
そこに、ヒトは神を前提としない世界へと放り出されてしまった。
誰も見守ってくれない、何の保証も無い。
かつて世界は、神様が全てを見守ってくれ、教義に基づき「良き信徒」でありさえすれば幸せが保証されると、皆信じていた。
しかし、ヒトは科学と引き換えに再び「失楽園」したんだよ。
ただ、自己の決定で生きていき、結果を全て自分で受け入れなければいけない世界。
その不安が生んだのが、キルケゴールの「死に至る病」やら、サルトルの刹那主義的自己決定論やらの実存主義なのだが、それでも結局ヒトは救われてないのは明らか。
ま、そこから発展して、の「あるがままの世界の直視」をひたすら追求した流れが、お前の前言ってた現象学。
それと似ているが、そこにウィトゲンシュタイン的な数理的ロジックを持ち込み、哲学を自然科学的手法のモデルに近い捉え方をしようとするのが分析哲学。
まあ、そっちの流れは、現実との合理性から乖離せず、実践の範囲で哲学を捉えようとするプラグマティズムなども生み出してるが。
閑話休題。
ともかく、大半のヒトは保証も何も無い、ナマの自分で世界に向き合える程強くない。
だから、そういうヒトらには、宗教による「自分の生き方が正しいという保証」が必要なのも否めない。
そういう観点での「救済」なら、むしろ宗教は世俗化して然るべきかと。


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