17/01/14 15:21:14.66 I5EqdLy6.net
いちおつ
前スレ>>993
数学の算術化とは、簡単に言うと集合論による既存数学の再定義。
ペアノの公理などにより、集合論的に「足し算=原始的な算術」が定義された。
そういったところにまで、微積やらも落とし込んで定義し、すべての数学を「算術」に帰着させるという、20世紀数学に起きた流れ。
その背景には、パラドクスの回避という目的があった。
カントールの無限集合論により、数学は急速に豊かになったが、その裏で多くのパラドクスが報告されており、そこから集合論的無限が数学を崩壊させるのでは?という懸念が起きてきた。
だから、一度すべてを自ずと「正しい」と思われる算術から再構築しようってことになった。
とまあ、こういう内容を、教養科目の試験(持ち込み不可)で聞かれる問題出すのが放送大学w