16/12/23 09:09:05.61 CAP_USER.net
高病原性鳥インフルエンザ(AI)が発生した農場に対する疫学調査をしたところ、AIが広がっていた初期1カ月間、ほとんどの農場で効力のない「でたらめな消毒剤」を使っていたことが調査された。防疫の最も基本である消毒から穴があき、AIの拡散を増幅させたという指摘が出ている。
22日、ウィ・ソンゴン議員(共に民主党)が農林畜産食品部から受け取った資料によると、今月15日基準でAIと診断された農家を疫学調査した結果、178カ所のうち156カ所で不適切な消毒剤を使っていたことが分かった。農家ではAIを防ぐために日頃から消毒をしてきており、先月16日にAIが発生してから消毒が集中的に行われたが、事実上「無駄な努力」だったということだ。防疫の総体的な不十分さにより、現在231の農家でAIの確定判定を受け、殺処分された鶏・アヒルは2231万6千羽に上る。
消毒薬品管理は全般的に脆弱だった。農家31カ所は効果が不十分で政府の回収命令までが下された消毒薬品を使っていた。農林畜産検疫本部は今年1~5月、AI防疫用消毒薬品を全数調査し、27品目に対して効力が不十分だと判断した。検疫本部は該当品目について出庫中止、販売中止、既存製品回収をするようにしたが、多くの農家で依然として使用されていた。畜産生産者団体らは10月、検疫本部に公文を送り、「回収措置が全くできていなかったり、極めて不十分だ」とし、積極的対応を要求もした。
151カ所の農家は、政府が冬の低い気温では効果が落ちるため使用しないことを勧告した酸性剤系の消毒剤で防疫をしていた。2カ所は効力そのものが検証されていない消毒剤をかけ、そもそも消毒剤を使っていなかった農家も5ヶ所にも上った。
専門家などで構成された農林畜産検疫本部・疫学調査委員会も消毒薬品の使用に問題があると懸念を表明した。AI・疫学調査委員会のキム・ジェホン委員長(ソウル大学教授)は、「政府が不適切だと判断した消毒剤が農家で依然として使われているという事実が委員会でも指摘された。一斉調査を通じて処置を取らなければならない」と話した。
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ハンギョレ新聞 12/23(金) 8:10配信