16/11/22 17:54:47.45 CAP_USER.net
(>>1の続き)
ロシアと中国は表面上友好関係を装っているが、内実は違う。中国は豊富な資金でシベリアやサハリンの資源を押さえようと狙っているうえ、ロシアの極東や東シベリアに中国人農民などが多数流入しているのだ。
ソ連崩壊後、深刻な人口流出が起きているロシア極東部では、中国人によって労働力不足の穴を埋めねば農業などが立ちいかない。「年間数万~数十万人」もの中国人が押し寄せているという。
ロシアは「このままでは、中国人に極東地域を実効支配されかねない」と脅威を感じており、そうした心配の少ない日本資本による開発に期待している面もある。
国際政治学者の藤井厳喜氏は「領土問題の解決は簡単ではない」といい、続けた。
「基本的に、トランプ氏の勝利は日本にとって追い風だ。ヒラリー・クリントン前国務長官は『親中反露』で、彼女が選ばれていれば、日本は、米国と中国から締め上げられていた。米露関係が良くなれば、日露交渉を進める環境は良くなる。ロシア極東部の中国人流入も深刻で、ロシアとしては日本に投資や開発をしてほしい。ただ、ロシア国民には『北方領土は戦争で勝ち取ったもの』という教育が行き渡っている。プーチン氏も簡単には決断できないだろう。ロシア人は単純ではない。12月に『2島返還』など劇的な結論が出るとは期待しない方がいい」と語っている。
(おわり)