16/10/26 09:40:37.59 CAP_USER.net
(>>1の続き)
野党は内閣総辞職を要求しているが、安全保障と経済の双方で危機にひんした国で政府の閣僚全員が辞任し、改めて長い時間をかけ人事聴聞会を開き内閣を構成するのは不可能であり、また望ましいことでもない。今は内閣の無能さを追求すべき段階ではない。朴大統領は内閣の全面改造ではなく与野党の双方から支持される挙国一致内閣を任命し、残り1年の任期における経済政策と内政全般を委ねるしかない。
またこの1年間に新しい政策を進めることはできない。国をも崩壊させかねない造船産業の不振と、空中分解した海運業の構造改革、さらにそれ以外にも大きな問題が予想される主要産業への対応、先行きが不安視される不動産対策などにまずは力を集中しなければならない。挙国一致内閣の首相を任命する際には野党の意向も反映させ、特に経済政策では野党の協力を得られるようにしなければならない。野党も今は自分たちの政治的利益ばかりを考えるときではない。行き過ぎた政略はかえって逆風にさらされることを肝に銘じなければならない。
朴大統領が今の国の状況をどう認識しているかも明確ではない。昨日の会見も現実離れした過去の様子と何も変わっていなかった。このままでは国全体が深刻なまひ状態に陥る恐れもあるだろう。それを防ぐには、まず誰よりも大統領が先頭に立って自分を捨てなければならない。今は誰もが大韓民国の国民であることを恥だと口にしているのだから。
(おわり)