16/10/01 20:22:36.75 CAP_USER.net
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抹茶は日陰で育てた傷のない新芽の茶葉を蒸気で蒸した後、乾燥させて石臼や粉砕機で微細に作った粉末型の茶だ。
高麗時代に寺院を中心に茶文化が隆盛しており、この時、抹茶も人気を集めた。高麗図経を見ても、高麗の茶文化を話しながら、様々な茶具とともに「翡翠色の小さな沙鉢(翡色小甌)」を説明してる。
当時、茶具は飲み方により作られていたが、この鉢は主に抹茶を飲むときに使用した。
シン院長は「高麗時代、抹茶をよく飲んでいたということを知ることができる。その時使用した沙鉢が現在(韓国)国立博物館に展示されている」とし、「我が国は茶の歴史が古かったが、多くの人たちの関心を集められず残念だ」と話した。
在日同胞二世の彼女が茶に魅力を感じた理由は何だろうか。茶の幹は同じだが、国ごとにその味が違うというのがシン院長の説明だ。
彼女は「日本の茶道は厳格な様式を守りながら体系化されている。韓国の茶礼は自由で素朴な生活礼節が盛り込まれており、中国は茶芸といって茶をつくる技術を重要視している」とし、「韓国茶がおいしいと中国で作ってみようとしても、その味が出ない。土地に差があるから。 茶に触れて茶道文化を知らせれば良いだろうと思った」と説明した。
そうして何人かが茶を普及し始め、現在も韓国茶人連合会という名前で活発に活動中だ。1979年から現在まで、日本と米国、台湾、中国、英国などの茶関連行事に着実に参加して、韓国茶礼を試演して茶道法を知らせるなど、我が国の茶文化発展に努めている。
「茶一杯飲むことに私の人生を捧げたようです。茶道をする人も茶を知らないまま、この世界に入った人が多いです。私は30年過ぎてから茶の真理を少しずつ分かりましたね。真理を悟るのに、30~40年かかりました。中国茶、台湾茶、日本茶、韓国茶の研究をしながら、私の弟子に教えてあげるのが楽しくて80歳になっても座って教えています。」
(おわり)