16/01/04 14:48:02.21 CAP_USER.net
直情径行で品性を欠く姿は、キレて暴走する不良少年のようだが、
落ち着き払って壮大なウソをつく、老獪な長者気取りの方が格段に警戒が必要だ。
例えば、2015年12月開催の《世界インターネット大会》での演説。
「サイバー攻撃やネットを悪用したテロ活動は全世界の害悪に成っている/
各国とネット犯罪を取り締まる司法協力メカニズムを整え、ネット空間の平和と安全を守る」
声の主はまさしく「被害者」に違いない。
サイバー攻撃対策で「世界の守護神」を宣言してもいる。
2016年に伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)、20年に東京五輪パラリンピックを
控えるわが国としては大歓迎すべき、実に頼もしい発言だ。
が、声の主は「加害者」にして「世界の疫病神」。
そう、中国の習近平・国家主席(62)である。
米連邦職員&元職員2150万人の個人情報と数千億円分の米企業秘密をハッキングした、
史上最大の巨大窃盗事件の主犯が「どの口」で?
もはや「この口」が発する言葉は真偽の判定が不可能だ。
中国もウソまみれが伝統
15年11月には西アフリカ・マリで起きた襲撃で中国人3人が殺されたテロに
「残虐行為を強烈に非難する/罪のない命を奪うテロ活動を断固として打ち砕き、
世界の平和と安寧を守る」だって。
新疆ウイグルやチベットの少数民族虐殺は「残虐」ではないのか?
民主主義者や法輪功・キリスト教などの宗教信者への弾圧・拷問で
「罪のない命」を奪ってはいないのか?
東シナ海や南シナ海での侵略行為は「世界の平和と安寧」を乱しているのではないのか?
ウソまみれは伝統文化。
新興一族が王朝を武力で倒す《易性革命》の繰り返しをたどれば明らかだ。
新興王朝の最初の大仕事は歴史の改竄で、自分の王朝の正当性を羅列し悪政を隠すべく、
前王朝の歴史を徹底的に悪者として書き残し、都合の悪い歴史は《稗史》として葬るのだ。
もっとも、ウソまみれを説明するため王朝時代に遡る必要もなく、
中国建国以降で十分ではないか。
支那事変初期の1937年、大日本帝國陸軍が中国人30万人を殺したと
“南京大虐殺”をでっち上げた。
南京の人口は当時20万人程度。
中国人は「緻密なウソ」が苦手なようだ。1989年の《天安門事件》も然り。
2015年11月20日は胡耀邦・総書記生誕100周年だった。
経済・政治改革を目指し、民主化運動にも理解が有った胡は失脚させられ、
共産党の腐敗に抗議し1989年、憤死を遂げた。
胡を悼み天安門広場に献花に訪れた学生・人民を、党指導部は「動乱」と決めつけ、
人民解放軍の発砲などで殺戮する。
米政府は死者1万454人を含む死傷者4万人との情報を入手したが、
共産党の発表は死者319人。
少なく粉飾したつもりだろうが、民主主義国家で319人を殺せば政権崩壊につながる。
《反腐敗運動》の美名の下、反対派を粛清している習氏にしても、一族・一派は汚れ、
腐り果てている。中国社会で真実を見付ける努力はかくも難しい。