15/12/20 14:25:56.21 CAP_USER.net
>>1
そのひとびとはどこに行ったのか? ジャーナリスト古谷経衡さんの「ネット右翼の終わり」はその歴史的変化に
ついて教えてくれる。「前期ネット右翼」から「後期ネット右翼」への移行は、川上さんや伊藤さんの分析と
対応している。ネット右翼全般に理論武装を備給しているのは保守論壇だが、彼らから派生した「ネトウヨ」
こと「狭義のネット右翼」はまともに本や新聞を読まずに扇情的な見出しにだけ反応する「ヘッドライン寄生」
(うまいネーミングだ)をしているだけの人々なのだとか。保守論壇の影響下にある「広義のネット右翼」と、
行動右翼を含む「狭義のネット右翼」とを区別して、「ヘイトスピーチ」を生み出す後者を激しく非難する。
ふーん、知らなかった、という発見の連続だ。
批判的知性とは、自分が不愉快な対象をも研究し理解しようとする姿勢のことだと、さる人が言っていた。
周囲にそんな人がいないので理解できない「異文化」についても、時々は知っておいたほうがよい。
筆者は上野千鶴子、松井孝典、津村記久子、松家仁之の4氏です。
■人物略歴
うえの・ちづこ
東京大名誉教授、認定NPO法人「ウィメンズアクションネットワーク」理事長。「おひとりさまの老後」など著書多数。