15/12/07 12:42:09.31 rjKmhxjB.net
私たち在日大韓基督教会は、日本に暮らすキリスト者の群れとして、この国を戦争に巻き込む可能性を
作るこの安保法制の成立を、決して認めることはできません。また、戦争への可能性を増大させる
「戦争法案」を「平和安全法制」などと呼び、「子どもたちや未来の子どもたちに平和な日本を引き継ぐため、
必要な法的基盤が整備された」などとコメントする首相の欺まん性を、決して見過ごすことはできません。
さらに、この法制を中国や北朝鮮、韓国に対する「抑止力」が必要だからとする日本政府の理由付けを、
決して許すことができません。
なぜなら、現在の東北アジアにおける緊張関係は、多分に日本側の挑発によって作り出されたものでもあるからです。
また過去の過ちについて十分な謝罪と補償を行いきれていない日本政府が、かつての侵略被害国を「仮想敵国」
とすることが、どうして道義的に許されるのでしょうか？
私たちは、現在までこの日本に広がった在日コリアンに対するヘイトスピーチに大変な危機感を覚え、
その問題を乗り越える道を求め、日本と世界のキリスト教会と共に取り組んでいます。民族的少数者に対するレイシズム
と軍国主義化が表裏一体であることは世界の歴史が教えています。
私たちは、日本による先の侵略戦争と植民地支配の歴史の中で生まれたキリスト教会として、日本を「新しい」戦前へ
と引き戻すこの安保法制の成立を決して認めません。日本政府と国会に対して、安保法制の撤廃を強く求めます。
そして安保法制撤廃へ向けたあらゆる努力を、日本のキリスト者たちと連帯して行っていきます。なぜならこれこそ
「平和を実現する人々」（マタイによる福音書５：９）として召された私たちキリスト者の、今の日本における最も
重要な使命のひとつと確信するからです。
「主は多くの民の争いを裁き、はるか遠くまでも、強い国々を戒められる。彼らは剣を打ち直して鋤とし、
槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばない。人はそれぞれ自分のぶどうの
木の下、いちじくの木の下に座り、脅かすものは何もないと、万軍の主の口が語られた」（ミカ書 ４：３～４）
2015年９月22日 李スラム系テロ組織「在日大韓基督教会」総会長・趙重来
URLﾘﾝｸ(kccj.jp)