【朝日新聞】 安倍談話、何のために出したのか。戦後70年の歴史総括として、極めて不十分な内容だった。[08/15]at NEWS4PLUS
【朝日新聞】 安倍談話、何のために出したのか。戦後70年の歴史総括として、極めて不十分な内容だった。[08/15] - 暇つぶし2ch2:LingLing ★@\(^o^)/
15/08/15 03:57:40.28 .net
>>1のつづき
■目を疑う迷走ぶり
謝罪を続けたくないなら、国際社会から偏った歴史認識をもっていると疑われている安倍氏がここで潔く謝罪し、
国民とアジア諸国民との間に横たわる負の連鎖を断ち切る―。こんな決断はできなかったのか。
それにしても、談話発表に至る過程で見せつけられたのは、目を疑うような政権の二転三転ぶりだった。
安倍氏は首相に再登板した直後から「21世紀にふさわしい未来志向の談話を発表したい」と表明。村山談話
の歴史認識を塗り替える狙いを示唆してきた。
そんな首相の姿勢に中国や韓国だけでなく、米国も懸念を深め、首相はいったんは閣議決定せずに個人的
談話の色彩を強めることに傾く。
それでは公式な政府見解にならないと反発した首相側近や、公明党からも異論が出て、再び閣議決定する
方針に。節目の談話の扱いに全くふさわしくない悲惨な迷走ぶりである。
この間、国内のみならず欧米の学者も過ちの「偏見なき清算」を呼びかけた。世論調査でも過半数が「侵略」な
どを盛り込むべきだとの民意を示した。
そもそも閣議決定をしようがしまいが、首相の談話が「個人的な談話」で済むはずがない。日本国民の総意を
踏まえた歴史認識だと国際社会で受け取られることは避けられない。
それを私物化しようとした迷走の果てに、侵略の責任も、おわびの意思もあいまいな談話を出す体たらくである。
■政治の本末転倒
国会での数の力を背景に強引に押し通そうとしても、多くの国民と国際社会が共有している当たり前の歴史
認識を覆す無理が通るはずがない。
首相は未来志向を強調してきたが、現在と未来をより良く生きるためには過去のけじめは欠かせない。その意味
で、解決が迫られているのに、いまだ残された問題はまだまだある。
最たるものは靖国神社と戦没者追悼の問題である。安倍首相が13年末以来参拝していないため外交的な
摩擦は落ち着いているが、首相が再び参拝すれば、たちまち再燃する。それなのに、この問題に何らかの解決
策を見いだそうという政治の動きは極めて乏しい。
慰安婦問題は解決に向けた政治的合意が得られず、国交がない北朝鮮による拉致問題も進展しない。ロシア
との北方領土問題も暗礁に乗り上げている。
出す必要のない談話に労力を費やしたあげく、戦争の惨禍を体験した日本国民や近隣諸国民が高齢化する
なかで解決が急がれる問題は足踏みが続く。
いったい何のための、誰のための政治なのか。本末転倒も極まれりである。
その責めは、首相自身が負わねばならない。
(おわり)


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