15/06/21 22:43:30.90 .net
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【特集】韓国の病室文化を変えよう
「規則」より「情」優先
大人数で面会時間外に食べ物持ち込み「ガヤガヤ」
今月9日午後、ソウル市内のある大学病院の小児病棟5階で、スパイスチキンのにおいがした。見舞いに来た大人4人がベッドに腰掛けて
チキンを取り出すと、入院している子どもは大喜び。父親のシンさん(37)は「外部から食べ物を持ち込んではいけないということは知っているが、
子どもがねだるので仕方なかった」と言った。小児病棟の面会終了時刻となっている夜8時を過ぎたが、見舞い客の足は途絶えない。
2階の出入口が閉鎖される夜10時直前には見舞客約20人がどっと出てきた。面会に来たオさん(61)は「面会時間が過ぎているのは
分かっていたが、足をけがして入院している孫に会わずには帰れない」と言った。一般病棟8階のオさん(67)のベッドでは互助会が開かれていた。
互助会メンバー6人が見舞いに来ていたのだ。6人は病室内で使用が禁止されている電気ポットで湯を沸かし、カップラーメンを作っておしゃべりを
続けていた。
病院は病気を治療する場所で、病室は患者の体調を回復させるための空間だ。患者の治療のためにも、病気の外部拡散を防ぐためにも、
病室という空間は「隔離」が原則となっている。しかし、韓国の病院では病室の「敷居」が低かった。
この大学病院には面会時間の制限と共に、15歳以下の子どもによる見舞いの禁止やアレルギー誘発物質の持ち込み禁止など、
見舞い客が守らなければならない細かい規則がある。ところが、見舞い客たちは規則を確認したり守ったりしようとせず、病院側もこれを
知らせる努力をしていなかった。
この病院の警備関係者は「外部からの食品持ち込みはご愛嬌(あいきょう)のレベル」と話す。事実、アレルギー性疾患の原因となる
可能性がある花を持ち込もうとする見舞い客もいた。この関係者は「見舞い客がペットの犬を連れて来たので引き止めると『ペット用ケージに
入れたからいいじゃないか』と言われた」と語った。子どもたちにゲーム機をレンタルする業者が病室に入って来て営業するケースもあったという。
近くの露店の店員たちもトイレを使うため毎日のように病棟に自由に出入りしている。
(>>2以降に続く)
キム・チュンリョン記者 , ヤン・ジホ記者 , チャン・ヒョンテ記者 , チュ・ヒヨン記者 , チェ・ウンギョン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2015/06/21 06:05
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