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六十五連隊の田山芳雄・元第一大隊長が、かつての仲間の兵を訪ね歩いたのは、敗戦後間もなくのことだった。
訪問を受けた第一大隊の元上等兵(81歳)は、田山氏から「南京での出来事を内証にしてほしい」と頼まれた。
「出来事」とは、1937年12月16日、17日に揚子江近くで中国人捕虜を大勢虐殺したことだ。
折しも、極東国際軍軍裁判(東京裁判)が行われ、戦犯が裁かれていた。
元上等兵は「朝香宮が上海派遣軍司令官だったので、そこまで戦犯の累を及ぼさないようにとの配慮だったのではないか」と、
元第一大隊長の要望の真意を推測する。
第一大隊第一機関銃中隊の元一等兵(86歳)は、12月17日の虐殺現場で、実際に重機関銃を用いて捕虜を射殺した1人だ。
上官の中隊長はその東京裁判で終身刑になった。それだけに、虐殺にかかわった者は全員処罰を受けると恐れた。
妻にも万一の可能性があることを伝えておいた。