19/04/28 23:05:35.80 .net
川は海に注ぎて波となる。大きなうねりの波。小さなうねりの波。
寄せては返しくり返しくり返して絶ゆることはない。
人の生命もこの波に同じく生まれては生きて死ンではまた生まれる。
ほどなく父の五体はもの言わぬ屍となろう。
だが生命は波に同じく絶ゆることはない。
来世という岸頭に向いてまた生まれ変わるべくうねっていく。
五体は死ンでも父の生命は不滅なのだ。
「子連れ狼」、柳生烈堂との最終決戦の直前、海の波になぞらえて父子の絆を説いた拝一刀の台詞です。
小池一夫は最早この世におらずとも、その生命は海の波のように今もこの世に息づいているのでしょう。御冥福をお祈りします。
そしてかつて小池せンせいに鎧袖一触されたことを