松田聖子 130 『 We Love SEIKO MATSUDA 2022 』at MUSICJF
松田聖子 130 『 We Love SEIKO MATSUDA 2022 』 - 暇つぶし2ch797:名無しの歌姫
22/10/22 12:24:30.60 .net
● 財津和夫・この道 「松田聖子さん」
松田聖子さんにはアルバム曲を含めると20曲以上の曲提供をしています。
皆さんがよくご存知なのは「チェリーブラッサム」、「夏の扉」、「白いパラソル」
といったシングル曲でしょう。
僕にとって思い出深い聖子さんの曲がひとつあるんですよ。
レコード会社のプロデューサーから作曲を依頼されたとき、
『ビバルディの「四季」のような曲を作って下さい。』と、
とんでもない注文を受けたんですよ。
心の中では『できませんよ、そんなの!
僕はビバルディなんかになれませんから!』と、叫んでいたのですが、
実際は、『はい、わかりました』と返事をしてしまった。
へなちょこなので話がこじれるのが嫌だったんです。
で、自分なりにこう解釈した、
「多分ビバルディみたいな曲が本当に必要なわけじゃない。
(もちろん僕に作れるはずもありませんし)、
ただよくあるアイドル・ソングではなく、
ビバルディの「四季」を聴いているような気分になれる曲が欲しいのだな」と。
そこで覚えやすいメロディーではなく、
エレガントな雰囲気の曲を作ろうと努力した。
この辺でいいやと言う安易な妥協はしませんでした。
その結果、完成したのが「野ばらのエチュード」です。
作詞は松本隆さん。
出だしの「トゥルリラ~、トゥルリラ~」と言うフレーズが印象的だった。
聖子さんに提供した一連の曲が大ヒットしたのは、
言うまでもなく彼女の歌声のおかげです。
それに、松本さんを始め作詞家の皆さんの力量も大きかった。
自分が作曲した曲がヒットしたのは素直に嬉しかったし、
僕自身にも収穫がありました。
「今まで知らなかった自分」を発見することができたのです。
そう考えると僕に対する、
プロデューサーのディレクションが素晴らしかった。と言うことになる。
『ビバルディの「四季」のような曲。』
今振り返ってもなかなかうまい表現だと思います。
以上、財津和夫・東京新聞連載「この道」より。
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