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「芝整備費に」市へ寄付 砂ぼこり対策で３５１０万円 ロッキング・オン・ジャパン | 千葉日報オンライン
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蘇我スポーツ公園（千葉市中央区）内のフクダ電子グラウンドに天然芝の整備を計画している市は、
同グラウンドで今年も開かれるロックフェス「JAPAN JAM」の企画制作会社「ロッキング・オン・ジャパン」
（東京都渋谷区）から、費用の半額に当たる3510万円を寄付されたと発表した。砂ぼこり対策の一環で、
市は寄付金も活用し3月から芝の敷設を始める。
同グラウンドは広さ約3・7ヘクタールの多目的広場で、少年野球やソフトボールでの利用が多い。
全面が土のため、昨年5月の同フェスでは来場者約5万人が乾燥と強風で発生した砂ぼこりにまみれ、
周辺住民からも市に対策を求める声が相次いで上がっていた。
市は対策のため芝の整備を決め、昨年9月の補正予算案で9300万円を上限とする予算を確保。
詳細設計の結果、実際の整備費は全体で7020万円となった。同社は事情を受けて寄付を申し出て、
昨年12月26日に緑化推進を目的とする市の「緑と水辺の基金」に3510万円を寄せた。
芝を張る面積は野球の外野部分に当たる2・6ヘクタール。3月下旬にグラウンドを閉鎖して芝を張り始め、
養生期間を経て8月に一般利用を再開する。市公園管理課は「寄付はありがたい。フェスまでに砂ぼこりは
かなり軽減されるはず」と見込んでいる。同フェスは5月4～6日に開かれる。