23/01/24 12:04:56.64 pdcmivbZ0.net
小津安見りゃわかるでしょ
晩春にしろ、麦秋にしろ
嫁ぐ原節子と父親の笠智衆の関係を
しつこくリピートして描いてる
一方で、嫁に出したら寂しいからと
手もとに残して便利に利用してしまったら
秋刀魚の味の杉村春子みたいないかず後家になって
それはそれは不憫だということになり
見てる側は「おい、どっちなんだよ!?」と
言いたくなるw
要するに、どちらに転んでも痛みは伴うわけで
あそこのシーンは鈴芽が原節子、環は笠智衆の
立ち位置のように思われる
本来だったら、途方に暮れるの豊川悦司みたいに
「だったら今すぐ出てけ!」となるところなのに
草太と別れて環と九州に帰ってしまうのは
新海誠の本質であるモラトリアムの肯定です