22/03/08 21:27:50.23 G4u3FDty.net
昔読んだアメリカの映画雑誌の翻訳記事で
パルプ・フィクション公開前に、スタジオでポストプロダクション作業中のクエンティン・タランティーノへのインタビュー記事が面白かった
パルプ・フィクションの登場人物のひとりが驚いてハッと息を呑む というシーンをタラが編集する所をインタビュアーに見せてくれたのだが
息を呑むわけだから当然音としては観客にほとんど聞こえないそのシーンにタラはやけに拘って
その息を呑む演技/音声(=ほぼ無音)を自ら吹き替えてダビングしていたんだとさ
あと、あの黒人のボスがバックからやられちゃうシーンにザ・ナックの「マイ・シャローナ」を腰の動きに合わせて使用するつもりだと楽しそうに語るタラに
インタビュアーは半ば呆れ半ば感心していたのが何か笑えたわ
その記事の冒頭の文章は今でも覚えてるよ
「クエンティン・タランティーノは早口である。彼より早口で喋る映画監督といえばマーティン・スコセッシぐらいしかいないだろう」