14/08/21 01:15:41.85 FMhAY3w+.net
>>388・4行目→・・雨は時を選ばない。 存在は薄く、気配は色濃い。子供たちは砂を掘り起こし、走り回り、遊具を離さずに公園を愉しんでいる。その遊ぶ姿と変わらない。小さく動き事を構えている。
次の動きがいつ起こるのか?それがすでにいつ起こったのか。瞬間まで伏せている。公園は子供たちに焦点を合わせる。その瞬間を捕食する。ぼやけた姿で目星の付いた焦点を食べてしまうのである。形も残さない。
「あれから・・」二人以外雨の公園には誰もいない。「少し背は伸びた?」咄嗟、不注意である。指先が例の場所を指した。「何かが置かれていた?・・」「いたらしいです」