14/01/17 18:56:11.30 WnX5iceT.net
ボールが転がる。丘を下る先、静かなその先の遠目からは人が小さく見える。遥かな先を見上げると建物から糸くずが宙に飛んでいる。その中には人形も混ざっている。パーティグッズと破裂音、こと楽しげに舞い散らかされている。
ゲームセンターに入り、首を左右にして周りをみた。額には汗が滲む。「間に合わないな。ここでいいや」少年は鞄から基盤を取り出して台をいじり取り付けた。コンビニのトイレに入り差し込み口に鍵を差し込んだ。ゲームセンターの騒がしい音が人の注意や気配を消している。