21/12/05 21:55:00.00 W/vOi1qQ.net
北海道の苫小牧港で冷凍のかにの貨物の中に大量の国産牛肉が隠されているのが見つかった事件で、警察は、大阪の水産加工会社と食肉会社が牛肉を中国に不正に輸出しようとした疑いが強まったとして、社長ら4人を関税法違反の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、大阪市西区の水産加工会社「藤田鯨販」の社長、藤田陽彦容疑者(41)と工場長の平栗聡容疑者(44)、それに大阪市鶴見区の食肉卸売会社「テイク・ワングループ」の社長、松尾眞之容疑者(52)ら4人です。警察の調べによりますと、藤田社長らは先月上旬、国産牛肉あわせて2700キロを「ズワイガニ」とうその申告をして、苫小牧港から中国に輸出しようとしたとして、関税法違反の疑いが持たれています。藤田社長は、北海道紋別市の水産加工場で使っているかに用の段ボール箱を松尾社長が経営する食肉会社「テイク・ワングループ」に送り、その中に和牛の肉を詰めていたということです。そして、税関に申告する際には、かにが入った箱で牛肉の入った箱を囲むように配置して隠していたということです。中国では、日本でのBSE問題を受けて日本産の牛肉の輸入が禁止されていますが、富裕層の間で和牛の人気が高く、日本国内よりも高値で取り引きされているということです。警察は、藤田社長らが中国で高い利益を得ようと不正な輸出を繰り返していた疑いもあるとみて、実態の解明を進めることにしています