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【最強】全知全能唯一神インドラ様スレ【善神】 - 暇つぶし2ch835:天之御名無主
21/08/18 03:56:10.41 .net
メソポタミアのアダドは、シュメールでは『イシュクル(楔形文字:𒀭𒅎/dingir-iŠkur)』と呼ばれた。
シュメール語の『𒀭(im)』は『天候』『嵐』を指す。
※シュメール語では、漢字の『当て字・当て読み』のように、その字の一般的な読み方と実際の読み方が異なる場合が多々ある。
 
イシュルク=アダドは、古い時代は『エンリル(風の神/事実上シュメールの主神)』や『ニヌルタ(農耕・戦闘神)』の従属神のような扱いであり、地位は高くなかった。
エンリルとニヌルタには嵐の神としての性質もあったため、アダドが目立つ機会がなかったからだ。
バビロニアの主神マルドゥクにしても、元々は農耕神・太陽神であり、さらに古くは呪術神(アサルルヒ)という神性である―雷神(嵐の神)としての性質は後付けなのだ。
創世叙事詩『エヌマ・エリシュ』ではmマルドゥクに『50の名前』が当たられたが、その1つに『八ッドゥ(アダドのこと)』がある。
おそらく、これはマルドゥクがティアマト反逆した際、アダドもそのマルドゥクのグループに加わったという隠喩ではないだろうか。
マルドゥクがイギギと呼ばれる下級神グループのリーダーだったので、アダドがマルドゥクの部下的な存在と解釈された可能性があったと考えてる。
 
文化的な背景を考えると、上記の理由にはメソポタミアでは灌漑が発達しており、農作物の生産において天候よる恩恵に依存しなかったことが理由に挙げられる。
これはシュメールのウル第3王朝時代、ニヌルタが農夫に農業を教える『農夫の教え』というテキストがあることで推測できる。
そんなアダドだが、メソポタミアの中心から外れた古代パレスチナ、そしてその地域の住んでいたフェニキア人の影響を受けたと思われるインド・ヨーロッパ語族の人々には篤く信仰された。
その結果が、古代パレスチナや古代ヨーロッパ、古代インドで見られるようになった雷神により下剋上神話だったのではないだろうか。
そして、そんな雷神出世神話を背景の持つインド・ヨーロッパ語族(超広い意味でのアーリア系)の人々が、近代まで世界の中心だった。
もっとも、現代ではユダヤ(セム系)の方の影響が強いかもしれないが。


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