21/08/18 03:49:17.36 .net
>>769
(インドラ=バアルだったら)
>>824
(インドラのさらに源流があった可能性)
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インドラ=バアルとストレートにはいかないが、両者が同じ神をルーツとしていた可能性はある。
古代パレスチナ地方において『バアル(主)』と呼ばれた神は多いが、その代表は『バアル・ハダド』であり、この神はメソポタミアの雷神アダドをルーツとしている。
一方、インドラと同じくインド・ヨーロッパ語族のヒッタイトの主神『テシュブ』もアダドをルーツとしている。
テシュブは先代を倒し神々の王となったという神であり、神話の内容でもインドラと似通っている。
ヒッタイト神話、インど・アーリア神話(ヴェーダ神話)、ギリシア神話、ローマ神話など、インド・ヨーロッパ語族の神話における雷神は『下剋上』によって神々の王になったというパターンが多い。
※イラン神話にように宗教改革になった場合は除く。
同じくインド・ヨーロッパ語族の北欧神話では、雷神ではないオーディンが主神だが、古い時代ではトールが主神と見なされた時期もあったようだ。
トール、オーディン、フレイの3神の像が並んでいたスウェーデン・ウプサラの神殿では、主神の位置にトールが安置されていたという。