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>>344
毘舎闍摩醯首羅(欲望を司るシヴァ)+マーラ=第六天魔王
マーラ(魔)が、インド古来の「ある神」と結びつけられ、仏教に取り込まれた時、
第六天の魔王が誕生した。
「ある神」、即ち「シヴァ神」である。
仏教は当然、シヴァを「創造し、維持し、破壊する」完全無欠の絶対神として取り込むことはせず、
善と悪、浄化されたものと穢れたものの二者に分割して取り込んだ
血にまみれた恐怖の相(バイラヴァ)を表し、悪と戯れ、飽くなき欲望を司るシヴァ(リンガ・シヴァ)を、
欲界究極の第六天(他化自在天)に配し、これを「毘舎闍摩醯首羅」とし、
一方、浄化されたシヴァを、欲界の遥か上の境涯、色界天頂の色究竟天(有頂天)に配し、
これに「浄居摩醯首羅」の名を与えた。