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西遊記 - 暇つぶし2ch47:太国 ◆yVAs7uaYlY
10/11/02 22:04:32 .net
烏鶏国での三蔵は孫悟空に国王起死回生のために兜卒天へ行き、太上老君
から金丹を授けてもらうよう言いつけたが、面倒くさいったらありゃぁ
しない。孫悟空はのらりくらりと言い逃れを始めたので、猪八戒が三蔵に
例の呪文を唱えると言えばす~ぐスッ飛んで行きますよと知恵をつけた。

これを察知して慌てた悟空は、行きます行きますと二言返事でトンボ返りを
打ちキントウンに飛び乗り、体躯はハヤ、老君の霊虚殿に到着していた。
途中天の神々が悟空を見つけ話しかけて悟空の上天へ行く事由を尋ねて悟空
がこれに答えると、ある神曰く「大聖、貴方が如来に五指山へ押さえられ
た後、西天取経の旅となり幽閉を解かれたと聞き及んでおりますが、その間
に花果山には如来の使いの他に玉帝の天兵達や太上老君様らが押しかけ、
老君とその召使らは花果山の水銀鉱脈を狙い、それを大量にゴッソリ持って
行ったんですよ。」と・・・。

これを聞きつけた孫悟空は怒り心頭に達し、霊虚殿に金箍棒をお見舞いして
やろうと火眼金睛の両眼をカッと開き耳の穴から鉄棒と取り出し数旋回の
棒回し・・・。これを見た天の神々は震えながら「おやめ下さい。」の
一点張りだったが、三蔵の呪文を思い出した悟空は昔と違い佛門の身、
滅多なことはやめにしようと金箍棒を耳の穴にしまい、上天へと飛んで
行った。

悟空は太上老君と面会し、金丹一千粒を所望する旨話し出すが、以前悟空に
散々金丹泥棒をされた老君はなかなかそれをくれようとしない。平気の平で
体裁をとって、老獪にも悟空をからかっていた。


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