日本の洋楽史上、カーペンターズが一番売れている!at MESALOON
日本の洋楽史上、カーペンターズが一番売れている! - 暇つぶし2ch397:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/11 11:18:27.89 .net
Karen Carpenter の母親 Agnes は確かに支配的(押しが強すぎて人を傷つけるタイプ)で、
大いに彼女を傷つけたことだろうけど、本質的には兄 Richard は
母親に似ていて、彼自身もかなり支配的で、なんでも自分の思うように
コントロールしないと気が済まないタイプだというのが、Karen の友人たちや
知人たち、そして Karen の伝記を書いた人たちやドキュメンタリーを作った人たちの
統一意見のようだ。
Karen は、たったの半年とか1年の練習で途端にプロのドラマーとしてやっていける
レベルに達してしまい、のちには有名なドラマーたちから "a great drummer" と
称賛されるようになった。さらには、まったくヴォーカルのレッスンを受けたこともなく、
それどころか歌うことなんてあまり興味がなかった Karen が、周囲から歌えと
言われて仕方なく歌うと、とたんに有名なプロからスカウトされて、16歳で
プロ歌手としての契約を結ぶことになった。
さらには演技力やダンスの才能やジョークを言う能力、しゃべるときの間の取り方が
抜群にうまかったため、テレビに出演すると途端に主役そのものになってしまって
視聴者の注目を勝ち取った。
そこまで彼女は、自分では意識もしていないのに、そしてそれまではさほどやったこともない
ことでも、やってみたら途端にプロから注目されるような人物だった。
そんなにまであらゆることに一流の才能を持っていた彼女は、日常的な部分では
きわめて弱かったらしい。第一に、人からの批判に耐えるだけの図太さに欠けていたらしい。
だからこそ、chubby (ぽっちゃり) だと雑誌に書かれてしまうと、その批判が強迫観念のように
彼女を、17歳くらいのときからすでに痛めつけ続けたらしい。
さらには、母親からの、いわば世間によくありがちな変な処遇にも、適当に「ああ、まあ
馬鹿な親のことは放っておこう」というような、平均的な人間によくある健康な図太さというか、
醜い自己肯定というものが、Karen にはなかった。
そういう意味で、Karen は天使であったと思う。彼女は、汚れたこの世には向いていなかったのだ。
この世で何とか生き延びるには、健康なエゴイズム、適度な図々しさ、適度な怠惰さ、
いい加減な勤勉さが必要だ。生き延びた人はみんな、それを持っている。しかし Karen は
天使だった。だから死なねばならなかった。


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