19/01/04 12:54:50.62 UkaCcXpq0.net
YOSHIKI:この例えがいいかわからないけど、そこまで時代は変わってきている。平成元年にデビューして、その時にヴァイナルからCDに切り替わり、
その後にはMDもありながらダウンロードになって今ではストリーミング。アメリカでは僕の周りにCDを持っている人って皆無です。誰もいない。
ダウンロードする人さえいない。今は完全にクラウド化している。そんな中で僕は何をすべきか。
─ええ。
YOSHIKI:「今後CDを出しますか?」というリクエストが来ると面白いなと思う。アーティストの方が「このCDを聴いてください」ってCDを持って
来ると、タイムカプセルに乗ってきたようなノスタルジックな気分になる。「あ、そうなんだ。ここではまだCDというものが存在しているんだ」って。
ストリーミングがいいと言っているわけではないですけど、危機感を感じますよ。自分のライブラリとして全世界の曲があるわけですから、
ザ・ビートルズでもモーツァルトでもティエストでもスクリレックスでもいい、何でも出てくる無限のライブラリーが家の中にある。ストリーミングの
大手といえばアメリカではApple MusicとかSpotifyあたりですけど、彼らはレーベルと包括契約をして再生数で按分し売上を分配しますが、
もう包括契約の時点で「それが妥当なビジネスなのか?」…ですよ。
─そうですね。芸術である作品を全て同じ単価で計算していますし。
YOSHIKI:アーティストによっては「レーベルではなく自分で直接契約したい」という。レーベルってなんのためにあるんだろうって思います。レーベル
ってプロモーション/マーケティング機能をもっている存在になっていくのか?と。もともとはアドバンス(契約の手付前払い金)を出してレコードを
作ったわけですけど、今ではレコーディング自体も自宅でできてしまう時代ですから、「レーベルのあり方」「流通のあり方」「音楽制作のあり方」
といった全てをまっさらにして考えて、ぶっ壊して解体して考えないと。
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