17/01/01 23:02:13.25 .net
>>784の続き
自分は三葉を救うことができたのか、瀧は再び三葉が住んでいた街を訪れる
しかし、やはり三葉はいない、当時の新聞を見ても、歴史は何も変わっていなかった
それでも瀧は諦めきれず、三葉の秘密の場所へ行く(巫女でもある三葉の一族のご神体である山)
そこで瀧は三葉と再会する、そして、また喧嘩したりする
しかし、それは幻だった
幻が消えてしまうと、瀧は三葉の名前すら思い出せなくなる
「俺、誰を探してたんだっけ?」
こうして、喪失感だけが残る
数年が経ち、瀧は大学卒業を控えて就職活動中、高校時代に好きだった先輩もすでに既婚者
まあ、人生こんなもんだよな…と日常に埋もれていく瀧は
街ですれ違った人が、自分がずっと探し求めていた「誰か」だと気づく
(それは大人になった三葉だった)
一方の三葉も、街ですれ違った人が探し求めていた「誰か」だと気づく
二人は同時に振り返って叫ぶ
「君の名は!」
(おわり)