hide 145at LEGEND
hide 145 - 暇つぶし2ch607:伝説の名無しさん
15/06/08 22:20:12.32 .net
1週間経ち、2週間たっても、hideさんの僕に対する態度は軟らかくならなかった。
毎日辛くて、辞めちゃおうかなと何度も思った。
パーソナル・マネージャーとしての事後との拘束時間が長いことにも、まったく閉口していた。
というよりhideさん自身の一日の長さが尋常ではないのだ。
夜になってから仕事が上がった日には、誰かとお酒を飲む約束が頻繁にある。
そしてたとえ翌日の朝まで飲んでいたとしても、夜になってミュージシャンの人達と約束ができれば、また迷いもなく出かけたりする。
それが幾晩も続くと、さすがに「また今日もか……」と恨めしくて仕方がない。
hideさんは、お酒が入るとひどく暴れることがある。
何かのきっかけで喧嘩が始まると、テーブルをひっくり返すことくらいは当たり前。
(略)
hideさんが暴れ出せば、僕の睡眠時間が削られてしまうわけで、いつも待機する車の中で天に祈っていた。
「今日は、どうか暴れないで無事に帰ってくれ」
そうして車中で待つ。
しかし、黙って待つという仕事も、これはこれで骨が折れる。
最初の頃は携帯電話を持たせてもらえなかったので、僕はとにかく車から一瞬たりとも離れることができなかった。
携帯電話に関してはhideさんに直訴したことがある。
車の中で待つのはいいとして、携帯電話を持たなくては食事にもトイレにも行けない。
しかしhideさんの答えはあっけなかった。
「何でおまえに携帯が必要なの?いいじゃん、いつも一緒なんだから」そんな一言で、あえなく却下された。
それにしてもだ、何が悲しくてそんなにお酒を飲むのか。
何が嬉しくてそんなに飲むのか。
何が原因でそんなに飲んでそんなに暴れるのか。
6年ぶりにアニキの生活を目の当たりにした僕には、不思議でならなかった。


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