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「ひもじかった頃の記憶」
著者 渡辺裕二
出版 リーブル出版 (2010)
雑穀、虫、草に筵 (むしろ) まで。食べられるもんはみな食べた。
食べるほかなかった。
著者が村や町を歩いて明治、大正、昭和初期生まれの人々から戦中戦後や、昔の食べ物の話を聞き、それをそのまま聞き書きとして記録。
多くの農民は高い小作料を現物で払って残り僅かになり、それだけでは食べられないため、別に雑穀を作って食糧にあてた。
むらによっては山岳地帯という厳しい自然環境にあって、もともと食糧難に悩まされていた。
ひとたび飢饉になれば、彼岸花 (ヒガンバナ) の球根を掘るなど山野草を取り、木の実を拾い、筵まで刻んで食糧にあてた。
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